助動詞+完了形【過去の事柄の推量】【過去の事実の反対】

大学入試

今回は〈助動詞+完了形〉の用法についてです。学校の授業でこの部分を習ったとき、回数と時間をかけて教わった記憶は皆さんはありますか?私は正直学生時代あまり時間をかけて教わった記憶がないんです。なぜかと考えれば、この部分を習う時って現在完了形と、ここで扱う助動詞については既習事項でありこの二つを合わせたものの意味を理解する、くらいのものであるから特別時間をかけて教えるものではないかな、くらいだからと思うんですよね。ただ助動詞も完了形もどちらもなんだか難しく感じるものでしたから、きちんと押さえておきたいですよね。そしてこの〈助動詞+完了形〉、覚えておけば絶妙なニュアンスを表現するときに大いに役立つんです。

そこで今回は大学入試でもよく出題される〈助動詞+完了形〉の使い方を説明するのですが、大きく分けると2つに分けられます。1つ目は〈過去の事柄の推量〉、2つ目は〈過去の事実の反対〉を表現するのに使います。扱う助動詞はまず一つ目〈過去の事柄の推量〉では別の記事で紹介した推量の助動詞〈may, must, cannot〉、次の〈過去の事実の反対〉には〈should, ought to, need not〉を用います。(以前の記事〈may, must, cannot〉はコチラ、〈should, ought to, 〉はコチラ、〈need not〉はコチラ

過去の事柄の推量

〈過去の事柄の推量〉、字面だけ見れば難しいですが、まずは扱う助動詞をもう一度確認しておきます。〈may, must, cannot〉です。それぞれ may は「~かもしれない」、must は「~に違いない」、cannot は「~したはずがない」という意味でしたね。これらを過去の事柄にあてはめると以下のようになります

may have + V-ed「Vしたかもしれない」

例 He may have left his wallet in his car.「彼は車に財布を置いてきたかもしれない。」

ここでも may → might にすると上記に「ひょっとすると」のニュアンスが付属され、可能性が低くなります

must have + V-ed「Vしたにちがいない」

例 He must have drunk too much.「彼は飲みすぎたにちがいない。」

cannot have + V-ed「Vしたはずがない」

例 He cannot have lied to me .「彼が私にうそをついたはずがない。」

過去の事実の反対

こちらも同じく字面だけ見るとややこしいですね。ただここで使用する助動詞は〈should, ought to, need not〉でしたね。should, ought to は「~するべきだ」、need not は「~する必要はない」です。これが過去のことであり、反対というのは「~するべきだった、なのにしなかった」という感じです。いわば後悔、反省を表す感じです。ではそれぞれ見ていきましょう。

should [ought to] have + V-ed「Vするべきだった(のにしなかった)」

例 I should have got up earlier.「もっと早くおきるべきだった(のに起きなかった)」

  He ought to have behaved nice to her.「彼は彼女によく振る舞うべきだった(のにしなかった)」

should not [ought not to] have + V-ed「Vするべきではなかった(のにした)」

  I shouldn’t have asked you about it.「私はあなたにそのことについて聞くべきではなかった(のに聞いてしまった)」

  She ought not to have showed her anger to him.「彼女は彼に怒りを見せるべきではなかった(のに見せてしまった)」

need not [needn’t] have + V-ed「Vする必要はなかった(のにした)」

例 I need not have bought lunch.「昼食を買う必要はなかった(のに買った)」

と、上のようになります。

また、should を説明した記事(コチラ)では should[ought to] には当然・推量の意味もあるとお伝えしましたが、それは今回の〈助動詞 +完了形〉にも該当します

should [ought to] have + V-ed「もうそろそろVしてしまっているはずだ」

例 She should have arrived at her destination by now.「彼女は(今頃は)もう目的地に到着しているはずだ。」

今回紹介した「助動詞 + 完了形」は、本当によく使いますし、モノにできればこれらの絶妙なニュアンス、度合い、後悔、遠回しな謝罪など伝えられるようになることがグッと増えます。大学入試にもよく出題される項目なので覚えておいて損はありません!何度も見返して是非モノにしてください!

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