仮定法過去 仮定法過去完了【苦手意識克服】

大学入試

今回は〈仮定法過去〉〈仮定法過去完了〉を解説します。まず初めになのですが、皆さん仮定法にどのようなイメージがありますか?多くの方がとても難しいと感じていませんか?if 自体は中学校で習いますから、そこまで難しくなかったかもしれませんが、高校に入ってからは新しく〈仮定法過去〉を習います。字面からはよくわかりませんし何よりややこしくて嫌いですよね。ただヒビノエイゴで取り上げるからには大学入試で出題される可能性が非常に高いですし、何より実際の会話でもよく使われますし、皆さんが使える会話表現にしていただきたい部分。だからテスト前に暗記してあとは忘れてしまうより、しっかり理解していただいて後々使えるようになっていただきたいと思います。すべて読んでいただければきっと仮定法、仮定法過去完了への苦手意識が減ると思っています

まず形に書き出しましょう。if を使うものですから

( if 節),+ (主節).となるのは皆さんも既にご存じかと思います。

仮定法過去

続いて文法の定義なのですが、できるだけかみ砕いて説明すると

仮定法過去は、仮定の話を表す際にその文全体を過去形で表した場合、実際とは異なる現在の意志や希望を述べる、ことができるもの。もしくは実現の可能性が低いもの

となります。それでもこれだけでは意味が分かりませんよね。実際とは異なる現在の意志や希望を述べるとはどういうことか、例えばなのですが「もしお金持ちだったならば、海外に行けるのだろう(実際は行くことができない)」というように「海外に行けるのだろう」という言葉には( )内のように実際には行けない、起こりえない現在の意志や希望という意味がある、ということです。日本語訳を言い換えれば「私はお金持ちでないから、海外にはいくことができない。」とすることができ、このように考えれば実際起こっていないという説明を飲み込めるかもしれません。

仮定の話を表す際にその文全体を過去形で表した場合、というのは上の例を挙げ、中学で習った if で表すならば If I am rich, I can go abroad. となりますよね。しかしこの文では上の例ほどの訳にはなりません。ではまず文法を確認しておきましょう。文法自体は簡単です

〈 if S + 過去形, S + 助動詞《would, could, might》 V〉となります。このように英文を過去形にすることで「もしお金持ちだったならば、海外に行けるのに(実際は行けない)」という訳にキッチリできるんです。つまり

If I was rich, I could go abroad. となります。

では、実現の可能性が低いもの、というのも例がなければわかりにくいですよね。大前提として仮定法には「明日晴れたら」のような実現可能性が高い場合、つまり現実に十分起こり得ると考えられる事柄については仮定法とはなりません。

ここの例として紹介したいものとして、私が思うピッタリの曲があるんです!正直これを紹介したくてこの記事を書きたかったといっても過言じゃない気がしています。

Nickelback というカナディアンロックバンドの “If Today Was Your Last Day” という曲があります。(リンクからYouTubeに飛べます)高校生の時に恩師である先生が仮定法を取り上げる際に教えてくださった曲です。何度も聞いたから仮定法を理解できたとも思っています。今でも聞いてます。K先生本当にありがとうございます。

そしてこの曲を使って説明させていただくのですが、皆さんにとって「今日」という日は最後の日でしょうか?答えはもちろんNOですよね。しかし、長くは語りませんが不幸事というのは急に起こります。だから私たちは「いってらっしゃい、気を付けてね」っていうわけですよね。つまり「今日」という日が「私たちの最後の日」となることはまずありえないけれども可能性はゼロではない、ということから実現の可能性が低いもの、に仮定法を使うと言えます

仮定法過去完了

続いて仮定法過去完了についてですが、

仮定法過去完了は、過去の事実とは異なることを述べる、ために使う文法です。というよりこのように教科書や参考書でも定義されているかと思います。

「過去の事実とは異なることを述べる」というのもよくわからないですよね。こちらはどういうことかというと、例えばの話をする前に文法を確認しておきましょう。簡潔に言ってしまえば 〈 if 節を過去完了《had + V-ed》、主節を過去形の助動詞《could, would, might》 +完了形《have + V-ed》〉で文を作ります。続いて例えば、です。「一生懸命勉強していれば、試験に合格していただろう。」とするとき

If I had studied hard, I could have passed the exam. となります。

よく教科書や参考書で言われている「過去の事実と異なる」を説明すると、まず I could have passed the exam「試験に合格していただろう」が「過去の事実」部分です。そしてその「過去の事実」とは「異なる」のですから言葉にはしていませんが言おうとしていることは視点を過去から現在に戻して「(実際は)試験に合格していない」ということです。

言い換えれば「一生懸命勉強していれば、試験に合格していただろう。」という言葉には「一生懸命勉強しなかったので、試験に受からなかった。」という意味が含まれている、ということになります。

では上の言い換えを英語に直してみましょう

I couldn’t have passed the exam because I had not studied hard.

= If I had studied hard, I could have passed the exam.

となります。言い換えができるものですからこのような問題も大学入試で出題されることがありますからなおさら皆さんには仮定法、仮定法過去完了合わせて理解していただきたいと思います

いかがでしたか、仮定法および仮定法過去完了の難しい、と憂鬱になる皆さんの気持ちが少しだけでもほぐれたのではないでしょうか?私もこれを習ったときは正直一回では理解できてはいませんでした。けれど Nickelback について触れたときに述べたように、何度も何度も触れている内にふと理解できている、飲み込めていると感じるようになるときが来るかと思います。難しければ難しいほど、それに関連した歌や詩、ことわざなどに何度も触れてください。きっと理解できる日が来ます。応援しています。

本日もお疲れ様です(^_^)/~

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