今回からはしばらく受動態について用法を解説していきたいと思います。
そもそも受動態とは何か、と聞かれた時皆さんは答えられますか?
「『~される』って意味になるもの、受け身の意味になるものでしょ?」と考える方も多くいらっしゃると思います。もちろんざっくり言えばそのようになるのですが、文法的な説明をすれば「能動態SVOにおける目的語 O を主語 S にし、動詞 V を〈be + V-ed〉の形に書き換えたものであり、能動態の主語 S は通常 by を付けて後ろに持ってきたものが受動態、という説明になります。
能動態 John invited her.「ジョンが彼女を招待しました。」
受動態 She was invited by John.「彼女はジョンに招待されました。」
これが受動態における最も基本的な使い方です。
上記を確認していただいたうえで、これからは受動態の用法をさらに説明していきたいと思います。
助動詞を用いる受動態
通常の助動詞であれば上記で説明したように〈be 動詞 + 過去分詞〉となりますが、助動詞を用いる受動態は〈助動詞 + be + 過去分詞〉となります。大切なことは、どの助動詞の後ろにも必ず be 動詞の原形である be を使います。
これよりそれぞれ助動詞を用いる受動態を例文を紹介します
can
The billboard can be seen from my room.「あの看板が私の部屋から見えます。」
「看板」が「見る」ことはできませんから、この例文で「看板」を主語にし、「見える」という単語を入れる場合、受動態にする必要があります。
will
This statue will be loved by people.「この像は皆から愛されるでしょう。」
「像」は「愛する」ことはありませんから、この例文で「像」を主語にする場合、受動態にする必要があります
must
The traffic rules must be kept by every driver.「交通規則はすべてのドライバーに守らなければならない。」
「交通規則」は「守る」ことはしません。「守られるべきもの」でありますからこの例文で「交通規則」を主語にする場合、受動態となります。
may
This clock may be moved to storeroom.「この時計は倉庫に移動されるかもしれない。」
「時計」は自ら「動く」ことはしません。「誰か」によって「動かされる」ものですからこの例文で「時計」を主語にする場合は受動態にする必要があります。
いかがでしたか、すべての助動詞のあとには be が来ていますね。
自然な訳をすることもポイントの一つです。can の例文で考えると、
The billboard can be seen from my room.「あの看板は私の部屋から見られることができる。」とするとストレートすぎる訳になりますね。不自然な訳で受け取ってしまうとそれからの会話に支障をきたす場合もありますので、受動態は訳し方に注意しましょう。
次回はまた受動態の別の用法を解説します。
本日もお疲れ様です(^_^)/~


