今回は前回までに紹介した動名詞の慣用表現の残った部分を紹介していきます
on[ upon ] V-ing
一つ目に紹介するのは、on [ upon ] V-ing「〇〇するとすぐ」「〇〇するのと同時に」「〇〇するやいなや」です。
“~~~~~~ on V-ing.” や “On V-ing, ~~~~~~.” のように文を作りますが、「~~~~~~」部分と、「on V-ing」が意味する内容が連続的に起きていることを示しています。
例文
On finishing dinner, he went out to see his girlfriend.「夕食を食べ終えるとすぐ彼は彼女に会いに外出した。」
She fell asleep on going to bed.「彼女は床につくとすぐに眠りに落ちた。」
On coming home, he started playing a videogame.「家に帰るとすぐ、彼はテレビゲームをし始めた。」
He left home on shutting down the computer.「パソコンを落とすとすぐに彼は家を出た。」
On drinking a glass of water, he asked the refill.「グラスの水を飲むと同時に、彼はもう一杯頼んだ。」
It goes without saying that ~
二つ目に紹介するのは、It goes without saying that ~「~は言うまでもない」「~は当然だ」です。that 以降には主語( S )、動詞( V )が続き、「SがVすることは言うまでもない」という文になります。ここでの it は形式主語です。また go without ~ で「~なしで行く」という意味になりますね。saying that ~ が続きますので「言わなくとも( that 以降のことは )すすむ」⇒「( that 節以降のこと) は言うまでもない」という風に考えてください。
独立不定詞の回で紹介した、Needless to say, ~. と書き換えることが可能です。
では例文を見ていきましょう。
例文
It goes without saying that you are the best player in your team.「あなたがチームで最も優れた選手であることは言うまでもない。」
It goes without saying that most of computers are expensive.「多くのパソコンは高額とうことは言うまでもない。」
It goes without saying that we need smartphones for our lives these days.「最近では私たちの生活にスマートフォンが必要だということは言うまでもない。」
It goes without saying that she makes you turn off TV at dinner.「彼女があなたに夕食時にテレビを消させることは当然だ。」
It goes without saying that she got angry.「彼女が怒ったのは当然だ。」
How [ What ] about V-ing?
次に紹介するのは、How [ What ] about V-ing?「〇〇してはどうですか」という提案や勧誘を表す表現です。[ ] 内に what とあるのは、どちらでも良い場合があるからです。
どちらでも良いというのはどういうことかというと、例えばあなたとあなたの友人でまだ何も決まっていない休日の予定について話しているとします。そのような時に「〇〇してはどうですか」と提案する際は How, What どちらを使っても大丈夫です。
例文
How about buying both?「両方買ってはどうですか。」
What about drinking coffee?「コーヒーの飲むのはどうですか。」
How about eating out tonight?「今夜は外で食べるのはどうですか。」
・
ここで、それぞれどちらかしか使えない場合を going to the concert with me「私とコンサートに行く」で考えて説明します。
How のみしか使えない場合は提案・勧誘というより、「〇〇してくれてもいいんじゃないですか?」のような「お願い」に近いです。
How about going to the concert with me? だと「私とコンサートに行くのはどうですか?(お願い)」
では What のみしか使えない場合はというと、こちらも提案・勧誘というより、「それじゃ〇〇はどうするんだ」「〇〇はどうすればいいんだ」「〇〇はどうなるんだ」というような何かしらの問題が生じた際に相手の頭にないことを催促するような感じで使います。
What about going to the concert with me? 「私とコンサートに行くことはどうなるのですか」
元々コンサートに一緒に行くことを話し合っていたような感じですね。
feel like V-ing
今回最後に紹介するのは、feel like V-ing「〇〇したい気分だ」です。
feel like のあとに動名詞が続けば「〇〇したい気分だ」という意味になるのですが、動名詞ではなく feel like 〇〇となるときは「〇〇のように感じる」となります。
たとえば、
① I feel like flying in the sky.「空を飛びたい気分だ。」
② I feel like I’m flying in the sky.「空を飛んでいるような気分だ。」
というような違いがありますので、間違えて①のような場合を「〇〇のような気分だ」とは絶対にしないでください。feel like V-ing は「〇〇したい気分だ」です。
例文
I feel like drinking beer.「ビールを飲みたい気分だ。」
I feel like seeing my boyfriend.「彼氏に会いたい気分だ。」
I feel like traveling.「旅行したい気分だ。」
I feel like lying on the bed.「ベッドに横になりたい気分だ。」
I feel like crying.「泣きたい気分だ。」
・
いかがでしたか、今回は意味が分かりにくいものや、響きが似た慣用表現を解説するような感じになりましたので少し長くなりましたが、疑問も合わせて解決していただけたのではないでしょうか。慣用表現はなかなか腑に落ちないものが多くありますからね。少しずつ覚えていけば必ず結果がついてきますから、これからも一緒に頑張りましょう!
本日もお疲れ様です(^_^)/~


