今回は前置詞 on の様々な用法を紹介します
前置詞 on は「~の上に」という意味があることを皆さんもご存知かと思いますが、そのイメージから接触をキーワードとする意味が生まれます
例
There is a dictionary on the shelf.「棚の上に辞書があります。」
There are two fans on the ceiling.「天井にファンが二つあります。」
The painting on the wall is my favorite.「壁にかかっている絵画は私のお気に入りです。」
それでは、前置詞 on の様々な使い方を紹介していきます
「特定の日時」を表す on
前置詞 on にはその接触のイメージから、ある特定の日時を表す場合があります。「何月何日」「何曜日」「何日のどの時間帯」などがそれに該当します
例
I’m working at a restaurant on Friday.「金曜日はレストランで働いています。」
He was born on August 8th.「彼は8月8日に生まれました。」
I’m going to go to eat breakfast with my friends on the morning of June 23th. 「私は7月23日の朝、友達と朝食を食べに行く予定です。」
※ the morning には前置詞 in がつくのではないかと思われるかもしれませんが、in the morning は「午前中」は特定の日時ではなく、毎日の習慣的な意味合いで使われることが多く、そのため「幅」のある時間の意味として使う際に用います。上の例文では「〇月〇日の午前中」という特定の時間帯を意味しています。
「近接」を表す on
前置詞 on には近接の意味での「接している」で使われることがあります
There used to be a restaurant on the lake.「かつてその湖に面したレストランがあった。」
「湖に近接している」⇒「湖に面している」となります
「動詞の対象」を表す on
前置詞 on には「~に」「~を」などの「動詞の対象」を表す場合があります
例
They are all working on the project.「彼らは皆そのプロジェクトに取りかかっています。」
It depends on the situation.「それは状況によります。」
The law is based on the Constitution.「法律は憲法に基づいています。」
「テーマ・主題」を表す on
前置詞 on には「~に関する」の意味となる「テーマ・主題」を表す場合があります
例
I’m writing a article on British literature.「私はイギリス文学に関する記事を執筆しています。」
He had to buy a book on Japanese as a second language.「彼は第二外国語としての日本語に関する本を購入する必要があった。」
「~について」の前置詞 about との違いは、about は「その話題や関連するざっくりした内容」 、対して今回の on は専門的な内容に用いるため、本や記事、論文などに用います
「手段・方法」を表す on
前置詞 on には「~で」の意味となる手段や方法を表す場合があります。
We talked on the phone.「私たちは電話(上)で話した。」
I communicated on paper with Tom.「私はトムと紙(の上)でやりとりをした。」
手段・方法を表す前置詞 with との違いは、手段・方法を表す際に「~上(じょう)で」というふうに訳することができれば on を用いることができます。「私たちは電話上で話した。」「私はトムと紙の上(筆談)でやりとりをした。」という感じです。
「状態・活動・目的」を表す on
前置詞 on には「~で」「~中で」「~ている」といった状態・活動・目的を表す場合があります
例
The mountain is on fire.「山が燃えています。」
The newest video game is now on sale at stores「最新のテレビゲームが今お店で販売中です。」
She hit the ball at him on purpose.「彼女はわざと彼にボールをぶつけました。」
I went to Kyoto on business last week.「私は先週仕事で京都に行きました。」
「所属」を表す on
前置詞 on には「~に所属している」という所属を表す場合があります。
例
I’m on the baseball team.「私は野球部に所属しています。」
ところで皆さん、学生時代に the club の時には in。the team のときには on と習った記憶はありますか?私はというとどうだったかよく覚えていないのですが、このような使い分けを習ったという方は結構いらっしゃるようですね。実はこの使い分けも in と on がそれぞれ持つそもそものイメージから分かります。先に答えを言ってしまうと、どちらを使ったからと言って必ずしも間違いとはなりません。というのは、in は「広がりのある空間」のイメージから、広い意味での所属の際に in を用います。例えば極端に言えば「名前だけ頭数に貸している状態」からレギュラー選手まで、とりあえず所属していれば in を用いることができます。一方、on はというと「接触」のイメージから単なる所属よりも「しっかりと携わっている」という意味が強く反映され、ある意味レギュラー選手のみならず部長、キャプテン、エースなど中心人物であると言えます。
つまり、the clubとして活動するものには誰がエースなどという考えはあまり当てはまらないため、in と結びつくことが多く、the team にはキャプテンやエースという中心的存在がいる場合が多く、on と結びつく場合が多い、それだけのことです。そのためどちらが正しい、間違っているということは必ずしも一致しません。
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今回は前置詞 on の用法について解説しましたがいかがでしたか?キーワードは「接触」。どの前置詞を使うかで悩まれた際は参考にしてみてください
本日もお疲れ様です(^_^)/~


