皆さんは against を正しく訳することはできますか?
「そんなの簡単だよ、賛成反対の『反対』の時に使うやつでしょ?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
今回は against の使い方と訳を詳しく解説していきます
まず、against の持つイメージは2つのモノが対抗しあい、押し合っているという〈対抗・対立〉です。このイメージから次のような意味が生まれます
反対
一つ目は皆さんの多くが連想する賛成・反対の「反対」です。
例
I’m against animal testing.「私は動物実験には反対です。」
He is very much against their marriage.「彼は彼らの結婚に大反対です。」
逆らう・背く
二つ目は、「〇〇に逆らう」「〇〇に背く」」という意味です。対立・対抗からこのような意味も生まれます
例
To be honest, I’ve been against my father recently.「正直に言うと、最近父に逆らっています。」
It’s against the law.「それは法律に反しています。」
ここで私の自己満足ですが、好きなフレーズなので一つ引用で紹介させてください
Against the grain should be a way of life.「自分の性分に逆らうのも一つの行き方さ。」
If Today Was Your Last Day / Nickelback
↑こちらは筆者の大好きなカナディアンバンド、ニッケルバックの ” If Today Was Your Last Day ” の一節です。 grain は「木目」という意味のため against the grain で「木目に逆らう」というのが直訳ですが、意訳して「自分の性分(本来の自分の意思)を曲げる」という意味にもなります。
不利
三つ目は「不利」です。モノに対して対抗・対立しているイメージから、モノに対して不利に働いていることを示します
例
The wind is against us.「風は向かい風です(こちらにとって不利な状況です)。」
We managed to win the match against the odds.「(負けるという)見込みに反して私たちは何とか試合に勝ちました。」
もたれる・よりかかる
四つ目は「もたれる」「よりかかる」「立てかける」という物理的な接触の意味があります。「よりかかる」などには言い換えればモノとモノが物理的に押し合う→対抗しあうということからこの意味が生まれます
例
He was standing against the wall.「彼は壁によりかかって立っていた。」
On the way home, she fell asleep against me.「帰路の途中、彼女は私にもたれて寝付いた。」
She put her cane against the table.「彼女は杖を机に立てかけた。」
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今回は皆さんの多くが知らないであろう against の意味と使い方を紹介しましたがいかがでしたか?特に物理的な接触に対しても against を用いることを知らなかったという方は多かったのではないでしょうか。難しい使い方に感じるかもしれませんが、イメージは「対抗・対立〉です!今回紹介した意味と使い方、そして〈対抗・対立〉のイメージをぜひ覚えてください!


