義務・必要 must と have to

大学入試

今回は「義務・必要」を表す must と have to についてです

まずまとめると、

現在 have to ≒ must「〇〇する必要がある」「〇〇しなければならない」

過去 had to「〇〇しなければならなかった」

未来 will have to「〇〇しなければならない(ことになる)」

否定 must not「〇〇してはいけない」≠ don’t have to「〇〇する必要はない」

   don’t have to = need not「〇〇する必要はない」

となります。現在形部分に「≒」があるのは、この二つはほぼ同じ意味であり、置き換え可能だからです。過去形部分についてですが、must は過去形にできません。そのため「〇〇しなければならなかった」と表現する場合は had to を使います。なぜ must は過去形にできないかというと、must はもともと綴りが違い、助動詞ではなく動詞で使われていた時代があるのです。「〇〇しなければならない」という元の単語の過去形が、その単語の意味も時代とともに変容し、現在の意味の must になりました。さらに過去形が元になっているため、過去形を過去形にすることがなかったということです。また、現在完了形を must に使って must have 過去分詞 としてしまうと、「〇〇したにちがいない」という意味になりますので注意です

(日本語も昔々の話し方や書き文字が今とは大きく異なるように、英語自体にも歴史があります。英語史という分野なのですが、皆さんが興味を持っていただければ嬉しいです)

次に未来形ですが、will という助動詞の後に同じく助動詞である must を続けることはできません。そのため未来における義務・必要を表す際には will have to を用います

次に否定形についてです。現在形(肯定文)においては置き換え可能ですが、否定文になると置き換え可能とは言い難くなります。must not が「〇〇してはいけない」という強い禁止を表すのに対し、don’t have to が「〇〇する必要はない」という意味になり、禁止ではないというのが理由です。

最後に need not についてです。この need は動詞ではなく助動詞です。したがって He や She などに続く場合であっても、needs not とはなりませんので注意です。

× He needs not buy it.

〇 He need not buy it.

そして助動詞 need は否定文と疑問文で用い、肯定文では用いることができません。肯定文にする際は 動詞 need を使って、need to 動詞 とする必要があります。

× He need(s) buy it.

〇 He needs to buy it.

いかがでしたか、義務・必要の must と have to ですが、置き換え可能な部分だけ覚えるよりも、時制によって使用できなかったりするところを一緒に覚えたり、どうしてこの時制では使えないのかを理解すると問題を解くのも楽になるかと思います。頑張ってください!

大学入試文法
Edge

九州在住のかなりの甘いもの好き。中学の時に自分が英語が好きということに気づかせてくれた先生のおかげで英語を猛勉強。高校で留学を経験。これまでの英語の先生に憧れ教職の道へ。今は教職から離れているが英語を勉強したい、理解を深めたいという方々のために執筆中

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